忘れないでね車検の期間

忘れずに車検を受ける

まだ間に合うと油断していると車検の有効期限が切れてしまいますよ。

愛車の車検はいつ受けようか、これは車検の有効期間が迫ってくると毎回のように 悩まされる自動車ユーザー特有のいかんともしがたい問題です。 遅すぎたらうっかりしている間に期限切れになってしまうかもしれないので多少の 余裕を見て検査を受けなければ、とは皆が考えます。 本人に自分はうっかり者だという自覚があれば用心も怠らないのですが、心配なのは 「ボクはしっかり者だから約束の時間に遅れることもないし忘れ物をしたこともあまり なかったはずだし車検を忘れるはずもない」と自惚れているうつけ者です。 「今までだってギリギリだったこともあるけど毎回間に合ってるし、ボクの信頼度は 満場一致でマックスあるんだって」と油断している人は今後の人生で何回かは有効期間 を過ぎてから車検を受ける屈辱を、ひょっとしたら3回も4回も経験するかもしれない ので、周囲に根拠なく「オラは人気者でしっかり者です」と触れ回っている友人が いるのなら気にかけてあげたほうがいいでしょう。 でも人の車検をいちいちチェックするのも面倒ですし「別にあの人が慌てたり困ったり 車検が切れたりしてもしょうがない、無関係の私はただ傍観するだけさ」程度の親密さ なら頻繁に「君の車検いつだっけ?」と声を掛けることもありません。 顔を合わせるたびにそんな話をしてたらきっと相手も不機嫌になってしまうし、 触らぬ神に祟り無しの諺に従いその話題には指一本触れないでおくことも優しさです。 責任は本人にあるわけですし他人事で自分が心配しすぎて健康を損なったりしたら なんだか馬鹿みたいですので、自分の車検期間だけに注目していれば最低限の心配 だけで済ませますしそれで充分と言えるでしょう。 これについては誰にも文句を言わせません。 大切なのは自分の所有する自動車は前回いつ車検を受けたのかを把握しておき、次は いつ頃なのかも頭に入れておくことです。 毎月1日にはマイカーのフロントガラスに貼られているシールで有効期間を確認し、 あと10ヶ月、あと9ヶ月とカウントダウンをするなど自分なりの車検対策をして、 いよいよその時が近づいてきたら調子の悪いところは無いか点検をし、必要とあらば 自分でできるメンテナンスもしておくとスムーズな車検が実現します。 整備をしないままディーラーに車検を依頼したり整備工場でお願いしたり、車検専門 のチェーン店で見積もりを出してもらってもそれほど費用や手間は変わりませんが、 こういうのは気持ちの問題なので是非実践して下さいと推奨しますし、またそれ位 余裕を持っておきましょうという意味もこめられています。 モタモタしていたり期日を忘れていて毎日通勤に使っている愛車が車検切れになって しまう危険を避けるには、それだけ気を付けましょうということです。 もし車検費用を貯めるためのバイトが間に合わずに指を咥えて日捲りカレンダーを 捲り続けているうちに有効期間が過ぎてしまったり、急に盲腸になって入院した おかげで整備工場に持ち込むお金がなくなってしまったり、盲腸をカットして退院 したはいいが今度は虫歯が痛くて歯科医院へ通院して高級な入れ歯を作ってもらった から「貯金通帳の残高<車検代」になったため車検を受けられなかった場合は どうなってしまうのでしょうか。 車検の有効期限が終了している車は公道を走行することが出来なくなってしまいます。 たとえ運転手が自動車免許を取得していても、その自動車を一般道路で利用することは 禁止されているので警察に見つかればかなり罰せられます。 無車検車運行という罪状で違反点数6点に罰金も徴収されます。 なので寒い日に駐車場でエンジンをかけて暖房を入れて身も心も温めてもらう、 暑い日にはやっぱり駐車場でクーラーをきかせた車内で求人雑誌を読む、程度にしか 使えなくなってしまいます。 しかも長時間駐車場でエンジンをかけっぱなしに出来そうなのは一戸建て住宅か、 広い庭のある注文住宅の所有者でなければ容易ではありません。 マンションのように集合住宅の駐車場でそんなことをしていたら不審者扱いされたり、 他の住民に迷惑をかけてしまうでしょう。