忘れないでね車検の期間

車検の有効期間

有効期間は自動車の種別によって違いますので間違えのないように。

なんとなく「車検は2年だよね」と覚えている人も多そうですが、全ての車が等しく 2年であるとは誰も言っていませんし、日本の公道を走行している車に中にはしっかり 整備点検をしていても1年ごとに車検を受けなければならない車が、そこらじゅうを 駆け回っていることを知らない人もまだいるようです。 ほとんどの自動車は2年ごとに車検を受けてはいますが、それでも例外なく全てが2年 と決められているのではなく種別によっては1年しかない車もあります。 初回車検は通常よりも1年長めの期間が決められていることも多く、自家用乗用自動車 なら新車購入から初回の車検までは3年間そのまま乗り続けることが許されます。 自家用乗用自動車はどこで見分けるかと言うと、ナンバープレートで判断するのが 誰にでもわかりやすい方法になるでしょう。 3ナンバーあるいは5ナンバーが自家用乗用自動車になり、この新車なら一番長期間の 3年を手にすることが出来てしまいます。 しかし乗車定員が11人未満であることが条件になり、もし11人以上なら2ナンバー の扱いになってしまい初回車検まで1年の期間しかもらえません。 自家用軽乗用自動車も初回車検まで3年の期間が与えられ、いろいろとお得感のある 種別なのでユーザーも多いのではないでしょうか。 ナンバーは50、あるいは580で女性にも人気があります。 自家用貨物自動車の場合は初回車検までの期間が2年になりますが、これは白色で 1ナンバーか4ナンバーの自動車で普通の人はあまり所有することもないタイプの車 かもしれないので、無関係の人がほとんどでしょう。 軽自動車でも自家用軽貨物自動車は初回車検期間は2年と、自家用貨物自動車と同じ 期間しかないのは不平不満を持つ人が出てきそうですが仕方の無いことです。 こちらのナンバーは40、あるいは480ナンバーでやはりそれほどお目にかかる 機会はないかもしれません。 基本的には自家用であれば利用頻度も多くないだろうということで、パーツの消耗も それほど激しくないとの思惑もあり長めの期間が設定されているような感じです。 逆に業務用だと毎日のようにだれかが数時間運転すると仮定されているのか、新車 だろうがしっかり検査しないさいよと、短めの期間になっています。 緑色で1ナンバー、あるいは4ナンンバーの事業用貨物自動車は初回車検まで1年しか 期間がありませんので、所有者になる運送会社なんかは大きな負担になってしまいます。 黒色で40、あるいは480ナンバーの事業用軽貨物自動車なら2年となっており、 この一年の違いはとても重いものになります。 2回目以降の車検は、初回が3年だったものは2年になる以外ほとんどの種別で初回 の期間がそのまま適用されることになります。 初回車検までが1年だったのなら2回目以降も1年おきに継続検査を受ける必要が、 初回車検が2年だったのなら次からも2年で、といった具合です。 それを考えれば自家用で使われる自動車の初回3年だけが特別扱いみたいで、なかなか うまいこと作られた設定だと感心させられます。 もし車検に出すのを忘れていてこれらの有効期間を過ぎてしまったら、その自動車を 運転するのは絶対にしてはいけない行為になります。 車検切れの車でまんがいち事故を起こした場合、せっかく入っていた任意保険も 自賠責保険も使えなく、保険金は1円たりとももらうことができません。 車検を通してある自動車であることが保険の大前提なので、車検切れの車を運転する ということは無保険の扱いになってしまうのです。 保険会社の言い分としては、整備されていない自動車で事故を起こしても保険金を 支払うわけにはいかないよ、ということでしょう。 まぁそんな自動車の面倒をみるわけにもいかないし当然といえば当然ですね。