忘れないでね車検の期間

有効期間の確認

有効期間は前回の車検がいつだったのかを覚えていればわかることです。

ユーザーが快適で安全に運転できるよう、自動車が保安基準に適合することを数年 おきに定期的に検査するために実施される自動車検査が車検の正体です。 この継続検査を受けていない自動車は日本国内の公道を走行できませんので、車検の 有効期間が切れぬよう定期的に検査を受けなければなりません。 有効期間は自動車なら一律同じではなく、いくつかの区分に分けられ決められています。 皆さんが一番馴染みのある自家用乗用車ですと、新車で購入したのなら最初の車検 までは3年間の期間が与えられています。 それ以後は2年になりますが新車だからきっと故障しないだろうということで初回のみ 3年の期間が特別に付与されているのでしょうか。 この車検という制度は自家用車だけに課せられているのではなく、オートバイも排気量 が250ccを超えるものは2年ごとに受けなければなりません。 それ以下の原付バイクなんかは必要ありませんし自転車も車検を受ける義務は一切 ありませので、大きなエンジンを積んでいる乗り物にはきっと必須なのでしょう。 この車検の有効期間はついつい忘れがちで、親戚中を聞いて回ればひとりやふたり 有効期間が過ぎ去っているのに気付かなかった、おかげで公道を走れないからレッカー で車検場まで移動させたよ、という人がいるかもしれません。 なぜならその日時は全国民共通でカレンダーに記載されているのではなく、自動車1台 ごとにそれぞれ設定されており所有者本人以外は全く関心を持たないことも関係 しているのではないかと思われます。 年末が近くなればお正月や大晦日の話題が出てきやすくなりますし、床屋や美容院で 髪を切ってもらいながら紅白歌合戦に誰が出場するか、どんな衣装で驚かせてくれるか などの話で盛り上がります。 なので本人にもうすぐ年末だという意識が少しもないとしてもどこからかそれを思い 出させる情報が耳に入ってくるので、1月1日のお正月を知らないまま(気付かずに) その日を迎えることはまずありえないでしょう。 みんながその日を知っているので誰かしらに教えてもらえるから安心して日帰りの 釣りを楽しんだり温泉旅行を満喫して生活を続けられるのです。 ですが所有している自動車の車検だとそうはいかないので注意が必要になります。 他人の車検がいつなのかを気にしている人はいないので「そろそろ車検がやってくるね、 まだ準備してないのなら急がなければ」「お隣さんの娘さんがもうすぐ車検らしくて バタバタしてるけどうまくいくかしら」「あなたが新車を買ってから2年と11ヶ月の 年月が過ぎたのね、その間いろいろな思い出を作ってきたけれどもうすぐ車検だと いうことも覚えておいてね」と話をすることはありません。 自分で記憶しておくか確認するしか自衛手段はないのです。 では車検の有効期間をどうやって確認するのかというと、車検証に記載されているので それを見れば一目瞭然で即解決でしょう。 いろいろな項目がありどこにそんなことが書いてあるのか探せない、と困っちゃう人も いそうなので大まかな位置も書き示しておきましょう。 車検証の左下に「有効期間の満了する日」というのがありますので、自分でその日付を チェックすればいいだけです。 ダッシュボードにしまわれた車検証を引っ張り出さなくても日付を確認する方法もあり、 こちらはさきほどの方法よりも所要時間を1分近く短縮できるので、急ぎの人にも好評 な車検の確認方法としてわりと有名な手段です。 それはフロントガラスの内側に貼られているステッカー、検査標章を見ることです。 前回車検時に全面ガラスの真ん中の上の方に貼られているはずですので、これを確認 すれば次回車検がいつなのかを読み取れます。 もし知らない車でこの検査標章が見当たらない場合、その自動車は車検を通してない 可能性もあります。